私は今、2019年も生きなければという使命感に駆られています。なぜなら、2017年1月から1クールで放送されたアニメ『ACCA13区監察課』が、2019年1月からまた再放送されると発表されたから。
アニメの再放送ごときで、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、この作品がまた、多くの人の目に触れる可能性が出てきたんです。「布教に勤しまなければ」と、私の心の中に住まうおせっかいオタクが、全力で稼働を始めるのも無理はありません。
ということで今回は、『ACCA13区監察課』の布教をさせてもらいます。
- 観る前からスタイリッシュが過ぎる、『ACCA13区監察課』
- 『ACCA13区監察課』には、世界観を知ってのぞむべし
- キャラクターの色気を浴びて、伏線を見逃すのも一興
- 旅に連れて行ってくれる、背景美術
- 深夜の甘い誘惑の嵐に、打ち勝てない
- 2019年は、お気に入りのおやつとドリンクと、『ACCA13区監察課』で
観る前からスタイリッシュが過ぎる、『ACCA13区監察課』
布教と分かったうえで、ここまで読み進めてくださったかたはとりあえず、こちらのPVをご覧ください。
スタイリッシュが過ぎると思いませんか…!? ちなみに当時、この作品の予告をテレビで観た私は、手帳へ即座に放送開始日をメモしました。そして今か今かと、放送日を待ったものです。
『ACCA13区監察課』には、世界観を知ってのぞむべし
「難しい!」
ACCAが満を持して始まったわけですが、事前に物語の世界観を予習していなかった私は、アニメ序盤でつまずいてしまいました。
しかし!今回このブログを書く目的は、布教です。私と同じような感想を持ってしまう人がいてはいけません。だから、簡単に物語の舞台だけ説明します。
【アッカァくんのACCA講座 第2回「巨大統一組織 ACCA!」】お待たせしました!今回はACCAがどんな役割を果たしているかをアッカァくんが説明します。上手くできるかな? #ACCA_anime pic.twitter.com/QaGv4qUGZu
— TVアニメ『ACCA13区監察課』公式 (@ACCA_anime) 2016年11月22日
物語の舞台は、約100年前に起こったクーデターを機に、13の区で自治制が認められるようになったドーワー王国。そして「ACCA」は、13区の自治が認められた時に、政治と切り離された国民の生活を守るための民間組織として誕生しました。
この物語のタイトルである監察課では、局員を首都にある本部から13区にある各支部に派遣し、各支部の業務データを管理する仕事を担っています。
主人公のジーン・オータスは、この各区に駐在している監察課局員が支部と癒着していないかを視察して回る副課長。結構えらい人なんです。
【アッカァくんのACCA講座 第9回「ドーワー王国のタバコ事情」】今回は少し落ち着いて…ジーンのトレードマーク『タバコ』についてのお話です。そして次回はなんと最終回!どうぞお楽しみに! #ACCA_anime pic.twitter.com/oM7PcdWK3P
— TVアニメ『ACCA13区監察課』公式 (@ACCA_anime) 2016年12月20日
またこの作品では、「タバコ」が結構重要な役回りを持っています。
ドーワー王国では、タバコに高額な税金が課せられています。主人公のジーンも、副課長とはいえ給料はそこまで高くない庶民なので、タバコは贅沢品になるはずなのですが、彼はヘビースモーカーなのです。
庶民であるジーンがタバコを吸える理由は、彼の“セレブマンション管理人”というもう1つ顔のにあります。つまり彼が嗜んでいるタバコは、セレブたちから頂戴したもの。だから彼は、「もらいタバコのジーン」という異名でも知られているのです。
最初はここだけおさえておけば、なんとか話にはついていけると思います。
それから、ここまで読んでくださった方、申し訳ございません。公式サイトに物語の舞台やキーワードが分かりやすく解説してあるので、このブログよりもそちらを見たほうがACCAの世界にすんなり入れると思います!
Keywords | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト
アッカァくんのACCA講座 | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト
キャラクターの色気を浴びて、伏線を見逃すのも一興
私は、1話完結ではないストーリーアニメの魅力に、伏線回収があると思っています。『ACCA13区監察課』にも、「いかにも~」なものはもちろん「ウソ~ん」といいたくなるような伏線があちこちに張られているので、回収が楽しくって仕方がありません。
またキャラクターの存在も、伏線回収を簡単にさせてくれない理由の1つ。出てくる出てくるキャラたちが大人の余裕という名の色気をまとっているため、「あ~かっこいい~♡」と思っているうちに伏線を見逃します。
ちなみに私は、ジーンのげだるさのなかにあるやさしさに何度も撃ち抜かれました。それからジーンの悪友ニーノ。私は彼のことを、スタイリッシュの権化と呼んでいます。
どの伏線も見逃さないに越したことはありませんが、キャラクターの色気に存分に感じるだけでも幸せになれる作品です。
旅に連れて行ってくれる、背景美術
世界観もキャラクターもスタイリッシュすぎる『ACCA13区監察課』。この雰囲気を支える要素には、背景も影響していると思っています。
私は美術の方面には疎いのですが、この作品の背景にはなんとなく、塗り方や線の引き方などの部分で、“あえて” 作りこみすぎない計算がなされているように感じたのです。風景のようでどこか絵画のような、リアルとバーチャルが入り混じった世界に、私はぐっと惹きこまれました。
また13の個性豊かな区を象徴する背景には、それぞれの地域の歴史や文化、気候、人々の暮らしが息づいていたように感じます。人々がその土地に適応するために時間をかけて街をつくってきた過程すらも背景で描けるんだなと、驚きました。
ちなみに私は、雪景色が美しいビッラ区と街に凛とした空気感が漂うコロレー区が特にお気に入りです。ぜひ視聴した際には、背景にも注目してみてください。
深夜の甘い誘惑の嵐に、打ち勝てない
アニメは、体力が許す限りリアルタイムで観たい派の私。しかしACCAは、録画して朝の10時か夕方3時に観たほうがいいと思った作品でした。
というのも、甘い誘惑がとんでもなさ過ぎたからです。作品の舞台であるドーワー王国の住民は甘いものが大好きという設定があるため、魅惑的なおやつがたっくさん出てきます。
ハチクマのロールケーキにムギマキのフレーバー食パン。
ドーワー区の雪の玉にリンゴのケーキ。
コロレー区のチョコ。
どのおやつもコーヒーや紅茶にきっと合うんだろうなと思って観ていると、気づけば夜中にもかかわらずおやつを大量に消費していたという事態に…。おかげさまで太りました。
2019年は、お気に入りのおやつとドリンクと、『ACCA13区監察課』で
再放送が発表されたその日。私はまだ年内の仕事が終わっていないにも関わらず、再放送に向けての予習と題し、夜な夜な一人上映会を開始。禁断の夜中のおやつにも手を出してしまいました。
派手な盛り上がりを見せるタイプの作品ではありません。しかし、ストーリーの隙のなさは、とても秀逸な作品だと思います。作品を彩る背景やおやつの描写も必見です! アニメを観るときはぜひ、お気に入りのおやつとドリンクを片手にお楽しみください。

ACCA13区監察課(6)(完) (ビッグガンガンコミックススーパー)
- 作者: オノ・ナツメ
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- 発売日: 2016/12/24
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また、オノ・ナツメ先生の原作マンガも、ぜひともチェックを!
アニメではおそらく入れたくても入れられなかったような細かい設定まで描かれているので、アニメと往復しながら見ると、キャラクターやその区の歴史を深掘りできて、より一層作品が楽しめると思いますよ。
再放送は、2019年1月8日 毎週火曜 25:00~、BS11にて。ぜひこの機会に、『ACCA13区監察課』の世界へと旅しませんか?
2019.04.15追記
な、なんと~!!!
新作OVAまで発表されました~!!!
正直、このタイミングで再放送した裏には何かあるんじゃないかなあ…とは思ってましたが、新作が観られるなんて!!!
2019年4月からも再放送があっているので、新作に備えてACCAの世界に飛び込んでみませんか?